金型の熱応力解析

こんにちは!森本英樹です。

オープンCAEであるPrePoMaxで金型熱応力解析を行ってみました。PrePoMaxは、オープンFEM解析ソルバーであるCalculixを組み込んだ総合環境CAEアプリケーションです。ただし、モデルはstepなどを外部のCADで作成して読み込む必要があります。

金型熱応力解析では、温度解析を行い、次に構造解析をするというステップで解析を進めていきます。今回は、ダイカスト金型への熱流束を図中上面に与えております。下面は200℃としています。応力解析として、熱流束付与面以外(下面、側面)は完全拘束としています。

解析結果は、熱流束を与えることによる金型温度上昇と熱膨張により、凸部根元の応力が高く発生していることが分かります。金型の弱い部位の見積もりと対策に有効であると考えます。よろしくお願いいたします。

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森本英樹技術士事務所

森本英樹技術士事務所代表。
長年アルミニウム産業に携わり、2024年に独立開業。
金属加工コンサルティング・研究開発サポート・講演講座活動など積極的に行っている。富山県在住。

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